ボリビア・ペルー旅行記(その1) 〜 ラパス

 トロントからマイアミ経由でラパス空港に朝7時に到着。ラパスはアンデス高原の盆地にある、世界で最も高いところにある首都(3800m)。空港はその盆地の外側にあり、これまた世界で最も高いところにある空港(4000m)。クイズ好きの人は覚えておきましょう。空気が薄いため、飛行機を下りて空港のロビーを歩いているだけで息切れがします。ラパスの街に下りると標高は少し下がるものの今度は坂道だらけで、ホテルにたどり着くまでに何度も休憩しなければならない状態。これで時差が13時間もある日本から来たら、時差ぼけと酸欠で3日間くらい動けないんじゃないだろうか...
 ラパスのメルカド(市場)。市場と言ってもアイマラのおばさんたちが道端に座り込んで野菜や果物やリャマの子供のミイラ(まじないに使うらしい)なんかを売っているというもの。ラパスの裏通りに入るとそこら中がメルカドです。しかし未だに自分たちの生活様式を変えない彼女たちはエライ。逆にアイマラの男性は洋服を着て自分の出身を隠しながら職に就いている人も多いそうです。
 ラパス市内から望むイリマニ山(6402m)。僕らが行った時期は雨季にあたるため、ちょっと雲がかかっています。日本の梅雨のように一日中雨が降ることはないものの雲が多く、日に何度かぱらぱらと、時にはざあざあと雨が降ります。
 ホテルの部屋で点滴を受ける理子。明け方突然吐き始めたため、ホテルの人に頼んで医者を呼んでもらいました。酸素が薄いと消化能力も落ちるのだそうで、食べ過ぎが原因ではないかとのこと。日本人会館でトンカツなんて油っこいものを食べたからだろうか。
 医者は3回ホテルに来て点滴を打ってくれましたが、診察料は1回につきUS$50。ボリビアで$50って言ったらすごい値段。これがお土産屋やホテルだったらすかさず「高い、まけろ」と言うところですが、さすがにお医者さん相手には言えませんでした。保険に入っといてよかった。
 翌日、ティワナコに行く元気も無かったので月の谷に行ってお茶を濁しました。風景が月面に似ていると言うのでこの名がついたそうですが、徳島の土柱の方が面白いかも。