Connecticut

州名の起源はモヒカン族の言葉で「干満の激しい長い川の辺」の意味で、元々は州内を流れる川の名前でした。州都「ハートフォード（Hartford）」の語尾フォードは浅瀬を意味し、ドイツ語の「フルト（Furt）」に対応します。イギリスの大学町「オックスフォード（Oxford）」は「オックス（ox）」が歩いて渡ったテムズ川の浅瀬の意味で、中国語には「牛津」と直訳されています。また、シェークスピアの生地「ストラトフォード（Stratford）」はローマ街道（Street）とエイボン川が交わる地点です。さらにドイツの「フランクフルト（Frankfurt）」は、フランク族が歩いて渡ったマイン川（ライン川の支流）の浅瀬のこと。ドイツには他にも豚（Schwein）が渡った「シュバインフルト（Schweinfurt）」、猫（Katze）が渡った「カッツェンフルト（Katzenfurt）」などの楽しい地名があるそうです。

因みに、入り組んだ入り江を表す「フィヨルド（fjord）」という言葉も「ford」「furt」の仲間です。