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コイン・ミュージアム&コトバ雑記
合同企画 〜 コインと語源で旅するアメリカ50州

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《 更新履歴 》
《 はじめに 》
アメリカ合衆国では1999年からアメリカ全50州それぞれの歴史・伝統・象徴を表すデザインのクォーター(25¢コイン)を発行する「50
State Quarters Program」を実施しています。2008年までの10年間、約10週間に1州の割合で全50州、合衆国に加盟した順にデラウェア州からハワイ州まで、各州のデザインのコインを通常のクォーターの代わりに発行・流通させるものです。1999年以降にアメリカを訪れた方の中には、そのいくつかを目にされた方も多いでしょう。
アメリカ造幣局はこのプログラムの主な目的の一つとして「教育的効果」を挙げています。確かに私が子供だったら、2ヵ月半毎に発行される新しいデザインのコインを目を輝かせて集めたことでしょう(大人になってもやってますが
^^;)。コインを手に入れるためだったらおつかいでも手伝いでも何でもしたことでしょう。そしてコインに描かれているまだ行ったことも無い州に思いを馳せたに違いありません。日本でも47都道府県コインを発行すれば面白いと思うのですが…(いかがでしょう→安倍総理)。
というわけで、このページでは各州のコインをそのデザインの由来とともに紹介し、同時に州名や州内の地名の語源なども辿りつつ、東海岸から太平洋までアメリカを旅していきます。更新は私の気が向いた時、ということで不定期ですが、たまに思い出してご再訪頂ければ幸いです。
《 豆知識 》

クォーターに関する雑学的知識、下に行くほどヲタク度アップです。)^o^(
- クォーター諸元:直径=24.26mm、重さ=5.67g、厚さ=1.75mm、ギザの数=119。
- クォーターの表、ワシントンの首筋の後ろの辺りをよく見ると、小さなアルファベットが刻まれていることに気付きます。これはミント・マークと呼ばれるもので、そのコインが作られた鋳造所を表すものです。現在一般に流通しているコインのミント・マークはフィラデルフィアを表す「P」もしくはデンバーの「D」ですが、記念コインの中にはサン・フランシスコの「S」、ウェスト・ポイントの「W」を持つものがあります。
- クォーターの表裏は銀色ですが、その縁を見ると銅色がにじんだような色をしています。これはこのコインが、純銅の芯を銅とニッケルの合金で挟んだ構造になっているからです。10セント硬貨(ダイム)も同じ構成で作られていますが、このようなサンドイッチ構造のコインのことを「クラッド」と呼びます。
- これはよくよく見ないと分からないのですが、ワシントンの首の下端右側には、コインの図柄をデザインした「ジョン・フラナガン(John Flannagan)」のイニシャル「JF」が刻まれています。古いコインの場合は擦り減ってしまっている可能性があるので、なるべく新しいコインで探してみてください。また、50州コインの場合は「ウィリアム・カズンズ(William Cousins)」による再デザインが行われているため、JFに続いて「WC」と書かれています。
- クォーターには合衆国の標語が2つ刻まれています。一つは1782年に国璽の標語として採用された「E
Pluribus Unum」。ラテン語で「多から一」の意味で、多くの州からなる統一国家を表します。ちょうどアルファベット13文字なので、独立当初の13州を表しているとも言われます(後からのコジツケという気もしますが
^^;)。もう一つの標語は「In
God We Trust(我らは神を信ずる)」。こちらは1956年に合衆国の公式標語として採用されました。当時はソ連を筆頭とする共産主義勢力との冷戦時代で、共産主義=無宗教主義に対抗する形でキリスト教臭の強いこの標語が国会で承認されたのです。その後この標語は違憲ではないかと多くの議論を巻き起こし裁判にまでなりましたが、連邦最高裁が審議を拒否したまま、現在に至ります。
《 参考資料 》
文中のコインの解像度は200DPIです
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