〜 コインと語源で旅するアメリカ50州 〜

Alaska

アラスカ


《 コイン 》

アラスカ州のコインに描かれているのは、鮭を捕らえているグリズリーベアーの姿です。50州のうち最大の面積(2位のテキサス州の二倍以上の広さ)を誇るアラスカ州には、全米のグリズリーベアーの98%以上が生息すると言われています。なお、コイン上部に配されている星は北極星です。

西洋人が到達して以来ロシア領だったアラスカは、ロシアの財政難のために1867年に米国が720万ドルで買い取りました。当時は交渉にあたった国務長官の名をとって「スワードの冷蔵庫」などと揶揄されたアラスカも、豊富な資源や国防上の価値が認知された結果、現在では購入したことが高く評価されています。


《 語源 》

州名は先住民アレウト族の言葉で「偉大な土地」を意味します。「Aleutian(アリューシャン)」列島の名はこの「Aleut(アリュート=アレウト)」族の名に因みます。州内最大の都市「Anchorage(アンカレッジ)」は「anchor(アンカー=錨)」に由来する「投錨地」が固有名詞化したものです(参考:「釣り針の国」)。


《 プロフィール 》

※ 括弧内は50州中の順位です。
略称: Alas. AK
人口: 663,661(47)
面積: 1,717,119km2(1)
ニックネーム: The Last Frontier
州都: Juneau
最大の都市: Anchorage
合衆国加盟: 1959年1月3日(49)