混沌の国

インド

インドを訪れてビックリするのはその雑然さです。道端で寝ている人、消火栓で歯を磨いている人、こぎれいな格好をして人力車に乗っている人、我が物顔で歩いている牛、などなどがごちゃまぜに街に溶け込んでいます。まさに「混沌」の二文字がぴったりな国。コインもその例外ではなくごちゃごちゃで、同じ額の硬貨でもさまざまな形や大きさのものが流通していて、買い物をするたびに一枚一枚額面を確認しなければならないほどです。

まずは四角い5パイサ硬貨(1パイサ=1/100ルピー)。

5パイサ(1988)

こちらは10パイサ。文字が読めないくらい磨り減っていますが、これでも通用していました。12の波に囲まれた花形をしています。

10パイサ(1972)

かと思えばこちらの10パイサ硬貨は8つの波です。

10パイサ(1987)

この他に円形の10パイサ硬貨もありました。

お次は六角形の20パイサ硬貨。

20パイサ(1984)

最後は25パイサ硬貨です。

25パイサ(1990)

形は普通の円形ですが、でもよく考えてみると20パイサコインがあるのに25パイサコインが必要なのだろうか???

(2000/2/22執筆、2011/3/19更新)