Go West ! アメリカ横断ドライブ旅行記
< 前編 >

 カナダ側Windsorからアメリカ側Detroitに渡る橋。カナダ側でUS$2払って渡る。地元の人たちはすいすい通してもらっているが、僕ら日本人はアメリカ側の税関で厳しくチェックされる。観光ビザに一人US$6も取られるし、役人の横柄な態度に第一印象悪し。
 シカゴにて、怪しい中国人との秘密取引、ではなくてこれまた社費留学中の同期、管野に会う。写真は一緒にシカゴピザを食べているところ。
 とか言う私もスタートレックに出てくるなんたらとかいうキャラクターのような髪型をしているが、カナダで散髪するとどうもうまくいかない。日本だと散髪屋に行って「これの3ヶ月くらい前の状態にして」と言えばそれでおしまいなのだが、カナダだと「私は3ヶ月前のおまえなんか知らない」と言われてそれでおしまいなのだ。
 ひたすら畑が続くプレーリーをひたすら西へ…
 この4大統領の巨大彫刻。写真を見たことが無い人は少ないでしょうが、どこにあるのか知っている人も少ないのでは(私もこの旅行の前までは知らなかった)。South Dakota州のRapid Cityの南、Mt. Rushmoreというところにあります。写真で見るとそうでもないけど実物はかなりデカイ。1930年頃に観光目的で彫られたものだそうだ。
 Devils Towerという玄武岩のお化け。何にも無いところに突如このタワーが突き出ている。熊に追いかけられて岩の上に追いつめられた娘たちが天に助けを求めたところ、岩が持ち上がってこのタワーになったというのが現地のインディアンの言い伝え。熊の爪痕が残っているでしょう!?天に昇った娘たちが今のプレアデス星団(すばる)だそうな。
 Yellow Stone国立公園のバッファローたち。公園内の道路は、まだ4月だったので、残念ながら一部しか開通していなかった。東ゲートもまだ開いていなかったので、かなり遠回りをしてやっと到着。教訓:Yellow Stoneには5月以降にいくべし。
 ←Yellow Stone名物、ガイザー(間欠泉)。

 ↓ごらんの通りまだ雪に覆われているYellow Stoneでした。

 ソルトレークシティのモルモン教神殿。道路を挟んで向かい側には巨大なモルモン教本部ビルが建っている。中庭を歩いていると、信者の人がやってきて「案内をしてあげるけど何語がいい?」と聞くので、さすがに日本語は話せまいと冗談半分に「日本語」と答えたら、トランシーバーで日本人信者のガイドが呼び出され、ちょっとびっくりする。1時間弱、教会の中を案内してもらう。モルモン教はニューヨークが発祥の地で、他宗派の迫害を受けた信者たちが最後にたどり着いたのがここソルトレークシティだったそうだ。アメリカの歴史は宗教とは切っても切り離せない。
 ソルトレークは死海の次に塩分濃度が高い湖で、その西側にはソルトレーク砂漠が広がっている。晴れると白く輝いてきれい。



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